2025.02.28
昨年12月上旬、山梨市在住の70歳代男性がSNSを通じて知り合った女性に好意を持った。男性は相手から金(ゴールド)の投資を勧められたため、指示通り投資アプリをインストール。間もなく、投資に詳しいという人物を紹介され、指導を受けながら、同月24日から今年2月5日までの間、指定された個人名義の口座に5回にわたり計726万円を振り込んだ。
その後、男性が出金の手続きをしようとしたところ、アナリストサービス料として450万円を要求されたことから指定された口座に振り込んだ。
さらに相手から保証金として600万円を要求されたため、男性は不審に思い家族に相談して詐欺被害に気付いた。被害総額は現金1176万円。
1月下旬、南アルプス市在住の70歳代の男性がスマホでインターネットを閲覧中に「犯罪に使用されているため、2時間以内に使えなくなる」と表示された。記載された電話番号に連絡すると、電気通信事業者をかたる男が「福岡県警捜査2課への連絡」を指示。教えられた電話番号に連絡すると、警察官をかたる男がビデオ通話で警察手帳を提示し「あなたが詐欺犯から報酬を受け取っている疑いがある」と言うため、潔白の証明に銀行口座の残高を教えた。
相手はさらに「逮捕し取り調べるが、猶予されたければ資産を警察が管理する」として今月上旬、相手の指示通りに金塊を購入。ビニール袋に入れて自宅前の空き地に置くと、その後、なくなっていた。
翌日、相手と連絡が取れないことを不審に思い福岡県警に確認。詐欺被害に遭ったことがわかった。被害金品は金塊3本(時価1865万6400円)。