【山梨県】だまされないで!今週のサギ(1月17日掲載)

2025.01.17

【山梨県】だまされないで!今週のサギ(1月17日掲載)

「名義を貸してほしい」


70代女性 540万円被害


昨年5月上旬ごろ、甲府市に住む70代女性宅の固定電話に太陽光発電事業会社の社員をかたる男から電話があり「病院にソーラーパネルを取り付けたいので名義を貸してほしい」と言われた。女性が了承すると同年9月、相手から連絡があり、女性の名義貸し行為が原因で資金移動に関するトラブルが発生したなどとして、決金150万円を要求。女性は自宅に受け取りに来た男に現金150万円を手渡した。その後も同様のトラブルが発生したと言われ、解決金として、さらに計390万円を手渡した。

間もなくして東京地検の職員をかたる男から電話があり「これまでに預かった金は返金する」と言われたが、12月の期日になっても振り込まれなかったことから家族に相談したところ、詐欺被害に気付いた。被害総額は現金540万円。



暗号資産投資勧められ…


30代男性 210万円被害


昨年7月下旬ごろ、笛吹市在住の30代男性が出会い系サイトで台湾出身という日本人名の女性と知り合い、SNSのやりとりで好意を持った。

男性は女性から暗号資産による投資を勧められ、暗号資産取引用のアプリをインストール。同年8月、同アプリで女性から指示されたアドレスに20万円分の暗号資産を送金した。するとサイト上で利益が出たように表示されたため、男性はさらに計190万円分の暗号資産を送金した。

しかし、男性が利益分を出金しようとしたところ、女性から「税金を入金しないと出金できない」と言われたため不審に思い、インターネットで調べると、自分と同様の詐欺被害を見つけたことから詐欺に気付いた。被害総額は210万円相当の暗号資産。


《警察からの注意喚起》

・ 名義を貸したことによるトラブル解決名目の現金要求は典型的な詐欺の手口。電話でお金の話が出たら詐欺を疑い、家族や知人、警察に相談する。

・ 「投資」に誘導されたら要注意。

・ パソコンやスマホで利益が得られたかのような画面が表示されても安易に信用しない。


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