2024.11.22
9月8日、北杜市在住の60代男性のSNSアカウントに知らないユーザーネームから「祝ご当選4億円。約2000名様の中からご当選されました」というメッセージが届いた。男性は身に覚えがなかったが「もらえるものなら」と口座情報を送信。さらに相手の指示に従い、口座登録費用としてコンビニエンスストアで2000円分の電子マネーを購入しIDを撮影して送った。
すると今度は別のユーザーネームから「送金者登録情報確認最終作業の手続きで5000円分の電子マネーが必要」とメッセージが届いたため、男性はさらに電子マネーを購入した。その後も複数のユーザーネームから、当選金の送金手続きに必要な費用として電子マネー購入を指示され、計9万2000円分を購入。その都度、IDを撮影して相手に送った。
男性は要求金額が増えていったことを不審に思い、親族や知人に相談して北杜署に被害を届けた。被害は電子マネー9万9000円分。
4月上旬ごろ、甲斐市在住の30代男性が、マッチングアプリで知り合った女性を名乗る相手とSNSで連絡を取り合うようになった。相手と一度も会ったことはなかったが好意を抱き、「お金があれば一緒に旅行に行ける。二人の家庭を築くことができる」などといわれたため、相手の指南を受けて投資を始めた。
男性は指示されたとおり暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送金。投資アプリの画面上で利益が出ていたことから、さらに暗号資産を送金した。続いて相手から「新型コロナウイルスにかかったが入院費を払えない」などといわれ、男性は投資と相手の入院費用の名目で、9月30日までの間に複数回にわたり暗号資産を購入。指示されたアドレスに送金した。
その後、相手と連絡が取れなくなったことから甲斐署に相談した。被害は535万6970円相当の暗号資産。
《警察からの注意喚起》
・ 「コンビニで電子マネーカードを買ってコード番号を教えて」は詐欺。
・ パソコンやスマホで利益が得られたかのような画面が表示されても安易に信用しない。