電話詐欺防ぐ

甲斐署は先月31日、詐欺被害を防いだとして、ローソン韮崎インター店と、同店従業員の政門優真さん（24）にそれぞれ感謝状を贈った。同署で行われた贈呈式では赤池久人署長が、ローソン山梨支店の担当者と政門さんに感謝状を手渡した。

同署によると先月１日、韮崎市に住む50代女性のスマートフォンにサイトの登録料の督促メールが届き、記載された電話番号にかけたところ、応対した相手から「コンビニで電子マネーカードを10万円分購入し、写真を撮って送るように」との指示を受けた。女性は同店を訪問。対応した政門さんは、電子マネーが高額だったことから詐欺を疑い、購入理由や目的を確認した。女性が動揺をしていたことから異変を感じ、同僚に通報を依頼。被害を未然に防ぐことができた。

同店では日ごろから詐欺被害を念頭に対応するよう努め、電子マネーの購入金額が３万円以上の場合は必ず声掛けを行っているという。政門さんは「人として当たり前のことをしたと思っている。今後も少しでも気になったら声をかけ、詐欺被害の防止に努めていきたい」と話した。