2024.09.27
駿台甲府高の書道部員と奉納した書
国連が定める9月21日の「国際平和デー」を記念し同日、甲府市岩窪町の県護国神社で、高校生と書道家が、世界平和や能登半島地震などの被災地復興を願う書を奉納するイベントが開かれた。
国内外で平和活動や地域活性化に取り組む団体「和プロジェクトTAISHI」(本部・愛知県、宮本辰彦代表)が主催し、今年で8回目。全国48社の護国神社と東京・靖国神社などでそれぞれ同様のイベントが行われ、49校の高校書道部と27人の書道家が参加した。
県護国神社では神事の後、駿台甲府高書道部の10人が音楽に合わせ、縦2㍍横5㍍の和紙に揮毫。「永遠」という文字の周りに平和への願いを込めたメッセージをしたため奉納した。三井花恩部長(2年)は「戦争によりこの地でも私たちと同じ10代の子どもたちが命を落とした。過ちを二度と繰り返さないという誓いと平和への感謝の思いを込めた」と話した。
また、書道家の武田早紀さんは世の中が平穏で天地が治まるという意味の「地平天成」と記した。