2026.02.13
美和神社(笛吹市御坂町、桃井一祝宮司)はこのほど、厄よけと無病息災を祈願する湯立祭を開いた。沸かした湯に笹竹を浸して振りまく神事で、祈願者12人らは湯のしぶきを浴びて厄を払った。同神社によると、湯立祭は平安時代から始まったとされ、農の事始めの2月8日に現在も行われているという。
当日は、境内に斎場を設け、火にかけた釜を用意。厄年と還暦の地域住民が集まるなか、同神社太々神楽(県無形民俗文化財)の天狗の舞が神楽殿で奉納され、邪気を払った。舞で使用された木製の剣はご利益があるとされ、天狗が投げ飛ばすと祈願者の一人が持ち帰っていた。
舞の後に湯立神事を実施。桃井宮司が笹筒で釜をかき回した後、持ち替えた笹竹を釜のなかに浸すと、参拝者に向かって振りかざして湯のしぶきを浴びせた。桃井宮司は「水の大切さや火のありがたさを改めて考え、無病息災を祈る大事な神事。この一年、無事に過ごしてほしい」と話した。