2026.02.13
写真・稲積神社提供
稲積神社(甲府市太田町、根津泰昇宮司)でこのほど、針供養祭が行われた。農の事始めといわれる2月8日に毎年行われている神事で、神社関係者のほか、和裁や洋裁関係者ら6人が参列し、針への感謝と裁縫技術の上達、商売繁盛を願った。
この日、参列者は1年間、布を縫ったために折れたり曲がったりして役割を終えた針を持ち寄り、「休んでもらうために」(同神社)柔らかいこんにゃくに刺して供養した。
同祭は江戸時代から続くといわれ、同神社では1970(昭和45)年に針供養塔を建立。以降、塔の前で同神事を行い、供養した針を塔に納めているが、今年は降雪の影響で、社殿で行われた。同神社は「この神事をきっかけに、衣服への感謝の気持ちを思い出し、役目を終えた針に感謝を伝え、技術向上への気持ちを新たにしてほしい。神事は絶えることなく続けていく必要がある」と話している。