2026.01.09
2026(令和8)年が始まりました。今年もよろしくお願いします。
冬は日本の西に高気圧、東に低気圧が位置する「西高東低の冬型の気圧配置」になることが多く、日本海側に雪を降らせ、太平洋側に乾燥した冷たい風をもたらします。
空気の乾燥や風は火災の原因となります。さらに冬は枯れ葉や枯れ草が多く、林野火災が発生しやすい状況です。県内でも年末から年始にかけて住宅火災や林野火災が発生しました。
昨年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模な林野火災を受けて、総務省消防庁では「火災予防条例(例)」を一部改正しました。これに伴い、甲府地区消防本部など県内10消防本部でも条例を改正し、「林野火災注意報」と「林野火災警報」が新設され、1月1日から運用が始まっています。

甲府地区消防本部によると、対象地域は甲府市、甲斐市、中央市の林野部分、対象期間は12月から翌年5月までです。
注意報は直前3日間の合計降水量が1㍉以下かつ、直前30日間の合計降水量が30㍉以下の時。または直前3日間の合計降水量が1㍉以下かつ、乾燥注意報が発表された時に発令され、火の使用について控えるように努める必要があります。
同警報は林野火災注意報の発令基準に加えて強風注意報が発表された時に発令され、火の使用制限が義務化され、罰則の対象となる場合があります。
発令されるとホームページや防災無線などで呼びかけが行われます。1日に甲府地区北部を対象に林野火災注意報が発令されたので、情報を見た方もいらっしゃるかもしれません(図)。
同消防本部の落合康貴警防課長は「林野火災が発生すると焼損面積の拡大や飛び火による建物への延焼拡大など危険性が大きくなる。今回の注意報、警報の発令をきっかけに住民の皆さまと協力して林野火災防止、安全な街づくりに努めたい」と話していました。
5日から二十四節気の小寒に入り、一年で最も寒い時季です。暖房器具の使用に注意し、日常生活でも火災予防を。
(日本気象予報士会山梨支部・気象予報士・防災士・健康気象アドバイザー 志村啓子)