2025.10.31
県建設業協会と建設業労働災害防止協会県支部はこのほど、甲府市のアイメッセ山梨で「建設まつり」を開いた。家族連れら約4000人が来場し、同協会などの活動のほか、建設業の必要性や重要性の周知と、建設業のイメージアップを図った。今年で8回目。
会場では、親子丸太切り競争やカンナをつかった箸削り、木組みパズル、土壁塗りなど職人技術の体験のほか、VRやARをつかった建設現場の体験、建設機械の遠隔操作やドローンの操作体験など、最新技術を使ったコーナーも設置。電動ショベルカーや地雷除去機の展示などもあり、人気を呼んでいた。
また、子ども上棟式も実施し、伝統行事の餅投げも行った。特設ステージでは甲府西高書道部や笛吹高すいれき太鼓によるパフォーマンスが会場を盛り上げた。
一方、屋外では、ショベルカーや重機、道路清掃車、除雪車など「はたらくくるま」を展示。高所作業車には安全ハーネスとヘルメットを装着し、約10㍍の高さまで試乗体験し、建設機械の魅力を堪能した。
同協会の浅野正一会長は「地域の安心安全を守る建設業に興味を持ってもらい、次世代の担い手確保につなげていくため、今後も発信に力を入れていきたい」と話した。