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「健康、安全安心さらに進化」
かざり
来年は長野に出店へ
いちやまマート
三科 雅嗣 社長
三科社長
「山梨新報」2010年7月23日掲載

 スーパーの「いちやまマート」(本部・中央市若宮)は26日、甲府市徳行2丁目に新店舗をオープンする。これに伴い、近接する「貢川店」は閉店。今後は新店オープンに合わせて開発したデリカテッセン(洋風総菜)などに力を入れるという。三科雅嗣社長(57)に聞いた。

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 新店舗「徳行店」は売り場面積約2600平方㍍。同社は「売り場面積650坪(2145平方㍍)以上」とする店舗づくりを進めており、その一環。「価格が高いものから安いものまでを陳列するにはどうしても一定の広さが必要」(同社長)といい、「貢川店」の倍以上の売り場面積とした。「貢川店」跡地はコンビニエンスストアに賃貸する。
 店舗の外壁、店内には「健康的な食生活が幸せをもたらす」などの経営理念を大書きするなど「食に関する考え方を店舗として鮮明に打ち出したのが特徴」という。
 また、新店オープンを機に、「フライパン一つで、レストランで味わえる鶏肉や白身魚料理ができる」を売り文句に無添加のバジルソースやトマトソースなどを開発。さらに煮込み料理のラタトゥイユ(仏料理)やラザニア、魚を使ったカルパッチョなど洋風総菜にも力を入れ、「レストラン需要の取り込みを図る」ほか、ナチュラルチーズと、農薬や酸化防止剤を抑えたワインの品ぞろえを充実させ、健康と「グルメ志向」にも応えたという。
 同社は既に「健康や安全、安心」を売りにした無添加食品のプライベートブランド(PB)商品「美味安心」を開発、全国のスーパー32社に卸していることでも注目されているが、今後は商品数の拡充と並行して「食育」にも力を入れるという。
 「日本は食育の観念が弱い。子供よりもむしろ大人。例えば出産を控えた女性は栄養バランスを考え、添加物をできるだけとらないなど健全な食生活に心掛けてほしい」と訴える。手始めに専門家を講師に招いた従業員研修のほか、PB商品を扱っているスーパーの経営者やバイヤーを対象にした勉強会を開催。こうした取り組みを通じ消費者に啓発を図りたい考えだ。
 「徳行店」開店を前に、6月初旬、米国へ1週間、研修に行った。世界最大の安売りスーパー・ウォルマートに対抗している地元スーパーの視察だった。
 「従来型のスーパーは打撃を受け、特に価格競争に走ったスーパーはさらにひどい状況になっていた。唯一、元気だったのは健康やグルメを切り口にしたスーパー。これまでやってきたことが間違っていなかったと改めて確信し、さらにこれを進化させねば、と痛感した」という。
 現在、県内に11店舗を展開。来年には長野・諏訪へ出店する予定で、初の県外進出となる。予定地は「メーン道路に接し周辺が住宅街という最高の立地」。「PB商品の考え方は全国どこでも通用する」と自信をのぞかせる。今後も本部から1時間半以内の圏内なら県外出店を進めたい考えだ。

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