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好評です「婚活パーティー」
かざり
婚礼需要の掘り起こしへ
談露館
中沢 厚男 社長
中沢社長
「山梨新報」2010年4月30日掲載

 「きっと理想のパートナーが見つかります」―。老舗ホテル談露館(甲府市丸の内1丁目)はブライダル事業の一環として、結婚相手を求める男女を対象にした独自企画「婚活パーティー」に力を入れている。昨年試行的に始めたが、募集枠を上回るなど予想以上の反響があったため、今年も6月に予定、定着化を図りたい意向だ。中沢厚男社長(62)に聞いた。

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 同ホテルによると「婚活パーティー」は、昨年5月と12月に2回開催。企業向けの宴会の営業と合わせてチラシ配布などで売り込み、20~40代の男女各20人(女性1000円、男性5000円、7000円)を募集したところ、いずれも定員に達し「断ったケースもあった」という。
  パーティーでは社員が司会を担当。2時間懇談し、最後に気に入った人の名前をカードに記入する。これまで交際が成立したカップルは9組あったという。
 「婚活」企画は「婚礼需要の掘り起こし」が狙い。パーティーをきっかけに、同ホテルで披露宴を挙げる場合、「食事と飲み物の5%割引」という特典も用意。披露宴の実績はまだないが、ブライダル事業の強化につなげたい考えだ。
 同ホテルは初代総理の伊藤博文ら政治家や皇族も宿泊したことがある明治20(1887)年創業の老舗だが、甲府市中心部には県外資本のホテルが参入するなど競争は激化。しかも県がこのほど発表した2009年の県観光客動態調査では、甲府市周辺の宿泊客は昨年34万9000人と前年比6%減少した。景気低迷で企業が出張を手控える傾向にあり、同ホテルも「昨年の宿泊客は前年比15%減少」と厳しい経営環境が続いている。
 こうした中、「ブライダル事業は景気に左右されず、一定の需要が見込める」ことが強みだ。これまで企画会社などが同ホテルの会場を借り、婚活パーティーを開催したことがあったが、自主企画として打ち出すことで、低迷傾向の宴会場の稼働率を高めることができるほか、個人情報の問題が発生する他社のイベントとは異なり、自社なら直接、参加者へダイレクトメールが発送できるなど披露宴の営業活動もしやすくなるメリットもある。今後、婚活パーティーなどを通じ、披露宴の扱いを、現在の年間約70組から100組以上にしたい考えだ。
 同社長は「独自の婚活企画によって、老舗で敷居の高いイメージを払拭したい。若い世代にも知ってもらうことで、婚礼だけでなく、法事や七五三の祝いなど顧客獲得にもつなげたい」と話している。

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