山梨県内のニュースを独自の視点で解説。
2010.7.9
始動
「(知事就任以来)県政に全力投球してきた。人間だから誤りもあるが、大きな間違い(失政)だけはなかったと思っている。もっともそれは有権者が判断することだが、今後もみなさんのアドバイスをいただきながら対応してまいりたい」―。民自激突の参院選も最終盤に入った2日、甲府市内で横内正明知事の後援会「誠山会」の初の常任幹事会が開催された。出席したのは大久保幹雄会長、古井明男幹事長ら22人中20人。代議士時代の後援会「正明会」、井上幸彦元警視総監支持グループらで、途中、横内知事も合流、冒頭のあいさつを行った。言うまでもなく、常任幹事会とは「後援会運営の中核組織」(古井明男幹事長)。この日は国中(9月17日)と郡内(日時未定)で政治資金パーティーを開催することなど確認した程度で、事実上の顔合わせの要素が強かったが、参院選後をにらみ後援会の実動部隊が横内氏再選に向け第一歩を踏み出す格好となった。
ただ後援会は現職国会議員が就任予定の「最高顧問」や、現職県議向けの「参与」ポストなどが決まっていない。ひとえに自民党との相乗りを禁止した民主党の知事選対応が見えてこないからだ。さらに支持基盤となる誠山会の支部は現在23支部にとどまる。お膝下・衆院第3小選挙区では8月に昭和町支部が設立されることで、ほぼ出揃うが、前回対決した山本栄彦前知事の地元・甲府市は宮本、能泉などの「市北部」のみ。富士吉田、都留など北麓主要都市も依然未整備のままなど、地域的偏在は顕著で、前段の常任幹事会に郡内在住者がゼロなのもこうした影響からだ。しかも歴代知事後援会と異なり、後援会本体より市町村支部設立が先行した経緯がある。寄り合い所帯の本体に主導権争いが勃発し、設立が大幅にずれ込んだためだが、ただ全支部ではないにせよ、〝勝ち組〟主導で進めた支部もあり、はたして十分機能するのか、疑問を投げ掛ける横内氏支持者もいる。
2010年7月2日付「不偏不党」
2010年6月25日付「県庁不信」
2010年6月18日付「自民の血」
2010年6月11日付「二大政党制」
2010年6月4日付「利害」
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