ヘッダー
山梨県内のニュースを独自の視点で解説。
2010.6.25 
県庁不信
 知事の「統治能力欠如」と指弾するのはあまりに酷か。県職員の相次ぐ不祥事である。先にフィリピン人偽装結婚への関与で逮捕された県富士工業技術センター研究員(45)が、このほど虚偽の出生届も提出していた疑いで再逮捕された。自身が実質的に経営する甲府市内のフィリピンパブに勤めるフィリピン人女性を長期滞在可能となるよううその出生届を提出した疑い。再逮捕を受け横内正明知事は会見で「公務員なのに順法精神が全くない人間。こういう人間が県職員でいることは本当に遺憾」と憤慨してみせたが、県には既に07年4月と08年6月の2回、「(兼職が禁止されている)県職員がパブを経営している」との情報が寄せられていた。だが、県は本人が事実関係を否定したとして結果的には事態を放置したままだった。ところで現県政誕生後、懲戒処分を受けた職員はここまで8人に及ぶ。近くは今年2月、定年を1カ月後に控えた峡南林務環境事務所課長(60)が酒気帯びで追突事故を起こし、約2600万円もの退職金を棒に振っている。8件中2件がこれら酒気帯び運転だが、それ以外を見ると、25億円にも及ぶ国保調整交付金の過大交付(07年8月)、甲陽学園主事の脅迫事件(同12月)、出納局検査員の強制わいせつ(08年6月)、果樹試験場臨時職員の大麻吸引(09年2月)、中北保健福祉事務所職員の万引き(同6月)、福祉保険部出先機関の職員によるセクハラ(同12月)だった。共通するのは多くが出先機関の職員だったことだが、懲戒処分に至らないまでも、昨年11月には県営住宅入居者の個人情報紛失があり、去る14日には虐待を受けた児童を一時保護する施設に交付される措置費の運用を誤っていたことも判明、その額は05年から5年間で約230万円に及んでいる。緊張感のない職場―。こうまで続くと県という組織や県職員の体質に問題があるのではないか、県民の「県庁不信」は募る。

バックナンバー

かざり 2010年6月18日付「自民の血」
かざり 2010年6月11日付「二大政党制」
かざり 2010年6月4日付「利害」
かざり 記者の目COLUMNトップへ
山梨新報社の本
山梨新報社の出版物です

山梨の美術館・博物館
山梨県内の美術館・博物館約150施設を紹介します

やまなしのサクラ
山梨県内のサクラの名所を写真と地図で紹介

山梨の美術作家一覧
山梨県在住の美術作家を一覧にまとめました

■「直言
2010年3月まで連載した著名人の提言集

あなたの本を作りませんか?
自費出版のすすめ

トップページへ

トップページへ
今週の紙面 記者の目 COLUMN INFORMATION 山梨新報社の本
山梨の美術館・博物館 やまなしのサクラ 山梨の美術作家一覧
直言 あなたの本を作りませんか?   
山梨新報のご案内 会社概要 定期購読 広告
更新記録 個人情報について リンク集  

掲載の記事・写真の無断掲載を禁じます。著作権は山梨新報社に帰属します。Copyright © The YAMANASHI SHINPOU.