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2010.6.11 
二大政党制
 政党に何が求められているのか—。社民党の福島瑞穂代表は連立離脱直前、沖縄入りし、同党の姿勢を強調した。だが国民は思う。それ以前に内閣の一員として、鳩山政権下、どこまで民主党首脳部を説得、もしくは妥協点を見いだそうと奔走していたのか、と。沖縄入りは参院選での生き残りを懸けた〝少数政党〟のアリバイ作り、と皮肉られても仕方あるまい。思えば、鳩山民主党も政権党になった途端、舞い上がり勝手に自滅した感がある。
 民主党政権は、今任期に限って言えば、ただ一点、長年の自民党政権と役所に裏切られズタズタにされた「年金制度の確立」を徹底的に前面に打ち出すべきではなかったか。高速無料化、子ども手当など、国民にさえ不評のマニフェストなど、潔く軌道修正すべきだった。だいいち、国民はあれもこれもと政治と政治家に期待なんかしていない。せっかく役所の不正を暴き、国民に役所主導の自民党政権への危機感を抱かせたのに、今となってはその殊勲もいずこやら。影は薄まるばかりだ。
 一方、敵失をヒステリックに譴責するだけの自民党もまた国民心情に程遠い。民主党支持率が高止まりの時は、全国行脚で国民(自民党支持者)の意見を聞き、出直そうと殊勝な姿勢を見せたのに、政治とカネ、高速無料化論議、普天間などで民主の足元が揺らぎ始めると、一気に批判のボルテージをあげた。国民が求めるのは威勢のいい民主党攻撃なんかではない。遅ればせながら消費税10%を打ち出してきたが、これら〝次〟を目指した分かりやすい政策の数々だ。それが与党との違いを生む。未熟な二大政党。政治への関心がまた遠ざかる。

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