日本のゴルフトーナメント史上に残る感動の舞台となった富士桜カントリー倶楽部。ギャラリーで埋め尽くされた18番グリーン。石川遼の2連覇の瞬間「鳥肌が立った」という。
昨秋の「フジサンケイクラシック」―日本中に勇気と感動を与えたプレーに、スポーツは人の心を揺さぶる力があると確信したと話す。
表彰式で、石川遼に送られた拍手は、コースづくりに携わった社員やキャディーへの労いの拍手でもあった、と志村社長は振り返る。
それは、泥まみれになりながら汗を流した社員やキャディーらの努力があってこそ、最高のプレーとドラマが生まれたからだ、という。
「流した汗と熱き思いは必ず伝わる」がモットー。
ゴルフ場のほかにレストランやレジャー施設でも「お客様をもてなす心」に頑なまでにこだわりをみせる。同社が醸造する地ビール「富士桜高原麦酒」は、ビールのオリンピックと称される国際大会や国内コンテストなどで金賞などを連続受賞。高い評価を得ている。
山梨の元気のために、新たなスポーツ施設の建設構想を考えているという。心に何かを秘めて、世間を見据える事業家の心意気、先見の明と手堅さ、実業の世界を見る目は鋭い。
語り口調は淡々と静かだが富士北麓の地域振興にかける思いは熱い。
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しむら かずや
大月市生まれ。49歳。青山学院大学卒業。1994年から現職。富士観光開発は創業51周年。祖父(寛氏・元大月市長)、父(哲良氏・元参議院議員)に次ぐ3代目。座右の銘は「正しく つよく」―これは小学生の頃、鎌倉の名刹・円覚寺の管長だった朝比奈宗源氏から直接送られた。
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