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和紙人形美術館・紙わらべの蔵
山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3730
TEL.0555(72)6233
入館料
一般600円(540)
中・高校生400円(360)
小学生以下無料
()内は10人以上の団体料金
<開館時間
5月〜11月
午前9時〜午後5時
12月〜4月
午前10時〜午後4時
(入館は閉館30分前まで)
休館日
12月1日〜4月25日の毎週火曜日、
12月25日〜12月30日
交通機関
富士急行線河口湖駅からレトロバスで15分/中央自動車道河口湖I.C.から10分
駐車場
20台



 

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閉館

 河口湖の西側湖畔は、観光地として賑わう河口湖大橋周辺から離れ、日本画のような静けさを漂わせている。その奥河口湖にたたずむ紙わらべの蔵では、人形作家・高木栄子氏の作品を一堂に展示している。高木氏は、和紙を用いて昔懐かしい伝承遊びの風景や生き生きとしたリアルな子供の動きを表現したわらべ姿の紙人形を創案、昭和初期の子どもの世界を表現し続けている。NHKの番組「おしゃれ工房」にも出演。2003年の「紙わらべの世界展」は東京・松屋銀座から全国巡回、翌04年、笛吹市春日居郷土館で巡回展を終えた。
 作品は軸の針金以外はすべて和紙で作られている。古いお堂の扉の蝶番(ちょうつがい)がさびて壊れているところまでこだわって再現しているが、人形には顔に目鼻がなく、それが逆に見る者のイメージをふくらませる。紙芝居を見ている幼い女の子にも口はないが、見上げた顔の角度から物語に入り込んで口を開けて見入っているような表情を想像させてくれる。
 ショーケースは子どもや車椅子の人の目線に合わせて低めに設置され、壁際で死角になる作品には鏡が置かれ裏側を見ることができる。「駄菓子屋」「赤とんぼ」など作品は日本の原風景を思い起こさせ、懐かしさと優しさに「心が癒される」という観覧者も多い。
 モミジの葉や石ころびななど和紙による季節の小物作りを体験できる。スタッフが常時対応するほか、月1回、高木氏による講習会が開かれる。喫茶コーナーでは奥河口湖の景色を眺めながら抹茶などを楽しめる。

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