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サントリーウイスキー博物館
山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
TEL.0551(35)2211
(9:00〜16:00)
入場料
無料(事前予約必要)
開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
(入館は閉館30分前まで)
休館日
年末年始、工場休業日(臨時休業あり)
交通機関
JR中央線・小海線小淵沢駅から車で15分
駐車場
200台



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 日本の銘水百選にも選ばれている尾白川が流れる北杜市白州に、サントリーが白州蒸溜所を開設したのは昭和48年。ミネラルを含み気候、風土など好条件が重なり、モルトウイスキーの原酒仕込み・貯蔵には最適地だという。その82.5haもある敷地の一角にサントリーウイスキー博物館がある。
 1923(大正12)年に蒸溜所第1号が開設された京都・山崎蒸溜所の麦芽乾燥塔(キルン)を再現したもの。同社創業80周年を記念し、1979(昭和54)年に開館した。約10,000点の収蔵資料で、日本と世界のウイスキーの歴史や製法過程を紹介している。
 館内は大きく4ブロックに分かれる。1階では国産初のウイスキーをつくった「ポットスチル」(蒸留釜)のほか、サントリー創始者・鳥井信治郎氏の遺品やわが国初の本格国産ウイスキー(1929年)「白札」など、約80年にわたる日本のウイスキーの歴史を見ることができる。また、2階は科学によって解き明かせないことが多いウイスキーづくりの秘密(酵母が糖分を食べてアルコールに変わり発酵していく様子など)を故・手塚治虫氏のイラストで紹介。さらに、白州蒸溜所のミニチュアや、中世から現代までの各種蒸留釜などのレプリカと実物を展示している。
 3階は200年前、密造酒時代のスコットランドやアイルランド、開拓時代の米国、カナダなど世界各国のウイスキーの歴史や"酒場の歴史と大衆史"という切り口で昭和30年代のビクトリア風「トリスバー」などを再現している。
 最上階の展望台からは八ヶ岳連峰、鳳凰(ほうおう)三山、甲斐駒ヶ岳などが一望できる。
 博物館裏庭の森には遊歩道が続き、バードウォッチングが楽しめる。同館には県内、県外から年間20万以上の方々が訪れている。

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