外観

 白州・尾白の森名水公園 森と水の展示館 

 南アルプス・甲斐駒ケ岳の雪解け水は、 白い花崗岩の岩肌をぬうように流れていく。 北杜市白州の尾白川の流れは、 古くから尊ばれてきた“霊水”であり、 また、 昭和60年、 環境庁指定の“日本名水百選”に選ばれた清流だ。
 豊かな自然に恵まれた北杜市(当時=北巨摩郡白州町)が、水と森と大地、そしてそこに住む人々の暮らしを紹介するために、 尾白の森名水公園内に建てたのが 市営「森と水の展示館」 だ。
 水は太陽とともに緑を育て、 緑は昆虫や動物たちの糧となる。 そうした生命の力と自然の不思議さを表した巨大な 「生命の樹」 が最初のコーナーを占める。 さらに奥に進むと絵や模型、 4面マルチビジョンによって同町に住む動物や昆虫、 植物を紹介している。
また、 壁面には木製のパネルが巨大な4冊の本のように立てられている。 それぞれ 「みず」 「みち」 「やま」 「くらし」 とタイトルがつけられ、 厚いページをめくると白州の名水、 甲州街道、 甲斐駒ケ岳、 人々の暮らしを多角的に理解することができる。
  「白州の大地」 のコーナーには、 昭和57年8月の台風10号によって、 釜無川に突然現れた“ミニグランドキャニオン”から出土した、 25万年前の松科植物の樹根化石(周囲1.6m)も展示されている。
同館内に「森の回廊」への入口がある。この回廊は、森の中に高さ5mの足場を組み、 そこを歩くことで鳥やリスの視点で森を観察できるというもの。 また、 周辺には同公園の施設としてレストラン、 研修館、宿泊館、イベント広場などがあり、 工房では草木染めや木工教室などが開かれる。

展示風景

展示風景

入館料 展示館 無料
入園料 200円
開館時間 午前10時〜午後4時30分
休館日 火曜日
駐車場 100台
交通機関 中央自動車道須玉IC、小淵沢IC
からそれぞれ車で20分
住所
電話番号
山梨県北杜市白州町白須8056
0551(35)4411

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