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身延山宝物館
山梨県南巨摩郡身延町身延3567
TEL.0556(62)1011
入館料
一般300(200)円
大・高生200(100)円
中・小学生100(50)円
()内は20人以上の団体
開館時間
午前9時〜午後4時
(入館は午後3時30分まで)
休館日
木曜日(木曜日が祝日の場合はその翌日)
4、8月は休館なし
交通機関
中部横断自動車道下部温泉早川ICから国道52号線経由で 約25時間、南部ICから国道52号線経由で約20分/JR身延線甲府駅から身延駅(急行)1時間
駐車場
有料駐車場に約100台


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 700年余りの歴史を誇る身延山久遠寺。その本堂の地下に設立された身延山宝物館は、開祖した日蓮聖人に関係する貴重な資料を収蔵している。
 明治初期まで「書物出入の時は貫主へ其の断を遂ぐべき事」と厳しい管理を徹底したことで、所蔵品約5000点が散逸から救われた。その後、徐々に調査を始め、昭和48年から文化庁、県教委、身延山短期大学などが合同で「身延文庫所蔵文書絵画目録」をまとめた。
 これらの宝物を一般公開するため、大正15年に境内の一角に宝物館を設立。その後、日蓮聖人第七百遠忌事業の一環として、本堂地階に移された。
 おもな所蔵品は、「曼茶羅本尊」(弘安3年)。日蓮聖人画像では、その風貌をよく伝えているといわれている「波木井の御影」、住吉如慶の「日蓮聖人画像」、在原古玩の「高祖一代画」、植中直斉の「日蓮聖人絵伝」など。
 聖人所持品として、南宋伝来の「経箱」。
 宗門関係では、身延山歴代先師の著述、記録、書状画像、所持品。また、北宋の徴宗皇帝の筆と伝えられている「夏景山水図」(国宝)、足利学校所蔵本とともに珍重された「宋版礼記正義」(重文)、日本漢文学史や国語学の研究に欠かせない「本朝文粋」(同)。
 絵画は、宋の楊補、南宋の馬遠、元の顔輝、明の唐寅など中国の画家の作品や室町時代の狩野元信、円山応挙など。さらに、武田信玄の「祈願状」、徳川家康、秀忠、綱吉など徳川家代々の書画や家康の側室・養珠院の書状、養珠院の孫でもある水戸光国、柳沢吉保の書状がある。このほか、身延山史や仏教、歴史、文学、美術工芸などを研究するため貴重な資料が多数収蔵されている。
 同館は、常設展示のほかに、年に数回、新しい所蔵品の企画展示も開催。県内外の観光客、信者ら約6万人が毎年訪れている。


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