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増田誠美術館は都留市ふるさと会館2階に平成4年6月オープン、その後、ミュージアム都留の分館となった。 増田誠(1920〜1989)は1920(大正9)年、旧谷村町で生まれ、旧制都留中(現都留高)を卒業。兵役後、北海道釧路市に移り住み、看板業を営むかたわら、帝展画家・上野山清貢氏に師事。1957年、37歳で単身渡仏した。その後、サロンドートンヌ会員。ル・サロンに出品し金賞に輝くなど、フランス国内で数々の賞を受賞、国際的な画家としての地位を確立した。 なにげない風景や、庶民の日常生活を明るく生き生きと描き出した作品が多く、 とくに水の描写を得意とし たことから、パリ画壇では「水のマスダ」とも評され た。また、在仏日本人画家の世話人として“パリの村長さん”と慕われる一面も あったといわれる。 肺炎で亡くなる直前の1989年4月には都留市に帰郷。3ヵ月間滞在し、桂川や富士山、 三ツ峠、南アルプスなどを描いた風景画「ふるさと」 シリーズ14点を残した。 都留市名誉市民第1号の称号も受けた。 同館では、パリの風景をはじめ、カフェやチェスをしてくつろぐパリジャンたちを、詩情豊かに描いた油彩画と版画の代表作など144点を所蔵。うち30数点を常設展示するほか、同氏にゆかりのある画家などの特別展も開催している。 ![]() ブキニスト」30号(1988年) |
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