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印傳博物館
山梨県甲府市中央3-11-15 印傳屋上原勇七 内
TEL.055(233)1100
入館料
一般200円
小・中学生100円
開館時間
午前10時〜午後5時
休館日
年末年始、展示替え期間中
交通機関
JR中央本線・身延線甲府駅から徒歩約15分
駐車場
23台



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 古くから甲州に伝えられている革工芸文化の印伝。その中でも印傳屋は1582(天正10)年創業の歴史を持ち、藁と松根を焼いた煙りで鹿革をいぶす"燻(ふすべ)"技法、一色ごとに型紙を替えて色を重ねる"更紗(さらさ)"技法、漆で模様をつける"漆付け"技法などを伝承してきた。甲州印伝は遠祖上原勇七の創案によると言われて、江戸時代には莨(たばこ)入れや巾着など粋や伊達を競う人たちに愛されていた。
 甲府市の中心街にある本店2階の博物館では、印伝の歴史と文化を伝え、さらに研究のために収集された古典作(江戸中期から昭和前半)を見ることができる。技法ごとの企画展が年4回行われ、展示品は企画展ごとに全て入れ替えられる。また、更紗などの企画によっては制作工程の実演も行われる。  博物館の中で目を引くのは家紋や屋号などが入った革羽織で、存在感があり、しばし釘付けにされる。巾着や莨入れ、三ツ巻財布、二ツ折財布、小銭入などは、止め具などの装飾品も大変凝っていて、当時の粋や伊達を垣間見ることができる。ほかに、サッカーのリフティングとよく似た遊びに使われた蹴鞠(けまり)、弓道の道具、早道(現在のポシェット)なども展示している。  また、1階の販売所の一角には昔の工房と道具が展示してある。
 

蹴鞠


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