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清里現代美術館 「世の中は変化し続け、 人間も一緒に変化していると思っている。 ところが、 既成の“ものさし”でしかものを見ることができない人は、 実際には何の変化もしていない。 同時代の人間の生き方を問う現代美術は、 人の中身を変える手助けになる」。
平成2年に開館した清里現代美術館の伊藤修吾館長はさらに 「よく 『現代美術はわからない』 と言われるが、 美術は知るものでも学ぶものでもなく、 見て、 感じて、 考えるもの。 よく見れば見えないものも見えてくる。 その感覚を楽しみ、 そこから生き方を考えてほしい。 結果的に作家の意図することと違ってもかまわない」 と言う。
館長の実弟で、 都内の中学の美術教諭を務める信吾氏が、 30年前から個人で収集を始めた現代美術のポスター、 版画、 立体作品を展示。 現代美術に関する資料は5000点を超える。 なかでも、 戦後最大の芸術家と称され、 現代美術のカリスマ的存在だったヨーゼフ・ボイスの作品は約80点にのぼり、 大学の研究者らが訪れることもある。
斜めに仕切られた壁など、 斬新な建物だが 「現代美術では作品のまわりの空間も作品の一部。 作品に合わせて展示室を設計した」 ためで、 隠し部屋や段差をつけるなどして変化がつけられている。 館内は10のコーナーに分かれ、 来館者には同館オリジナルのガイドブックが手渡され、 番号ごとに展示作品の解説を読みながら各部屋をまわる。 ただし、 解説はごく簡単なもので、 作品から何を受け取るかはあくまでも見る側まかせ。 また、 「音の常設展示」 に取り組み、 決まった時間に現代音楽を館内に流している。
「“社会のゆがみ”を感じさせるニュースが続いているが、 人を変え、 社会を変えるかもしれない現代美術をもっと理解し、 行政や企業がもっと応援してもいいのでは」と伊藤氏は語る。
入館料 一般800円 小中学生400円 開館時間 4月〜11月 午前9時〜午後6時
12月〜3月 午前10時〜午後5時休館日 3月〜12月までは無休。
1、2月は土、日、祝日のみ開館
(1月1日〜7日は無休)駐車場 10台 交通機関 JR小海線清里駅から「牧場通り」を徒
歩10分/中央自動車道須玉ICから国道
141号線「丘の公園」入口標識から3分住所
電話番号山梨県北杜市高根町清里3545-3519
0551(48)3903