外観

  富士博物館  

 河口湖畔の富士レークホテルの道を挟んだ反対側にある。開設したのは昭和29年。同ホテル先代社長の井出公済氏が設立したもので、登録博物館。
 駐車場の奥の門をくぐると農家の大きな家屋が目に飛び込んでくる。河口湖畔にあった約300年前の豪農の家屋を移築、復元したものだ。
展示室の一角には富士山噴火の際の熔岩がそのままのゴツゴツした姿を見せている。展示してあるのはその富士山噴火の火山弾など富士山の火山活動に関する資料や、御坂山塊から採取した巻き貝・ホタテなどの貝類やサンゴの化石、連綿と続いた山村生活の生活用具類などだ。
目を引くのは西湖の湖底から発見された丸木舟。造られた年代は不詳だが、長さ約5?、丸木をくり抜いたもので昭和38年に県の民俗資料に指定されている。
 そのほか、復元された江戸時代の囲炉裏部屋、富士山信仰や富士講に使われた百万遍数珠、山仕事の道具類、農具、履物、漁労具、臼、杵、松火、あんどん、食器類など、生活に使われたありとあらゆる民具類が収蔵されている。
 館では「富士北麓は自然環境の厳しい土地。そこに住み着いた先人たちがどんな生活をしてきたのか、辺境痩地にたくましく生きてきた人々の暮らしぶりを見てほしい」という。
 2階には都留市の天野徳氏が収集した民俗性科学資料の「天野コレクション」が併設されている。


展示風景

入館料 全館(成年)400円
 1階のみ大人200円、子ども100円
開館時間 午前9時〜午後4時
休館日 毎週火曜日
駐車場 5台。大型可
交通機関 富士急行線河口湖駅から徒歩15分/
中央自動車道河口湖I.C.から10分
住所
電話番号
山梨県南都留郡富士河口湖町船津3964
0555(73)2266

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