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富士山とともに歩み、歴史を刻んできた富士吉田市。富士山との関わりの中で形成されてきた独自の文化を保存し、発展させることを目的として設立された「富士吉田市歴史民俗博物館」。 常設展示は「富士山の信仰」「郡内織物」の2つのテーマ展示と「歴史」「民俗」を合わせて4つの分野で構成されている。 「富士山の信仰」の入口には、富士山の北口登山の起点となった上吉田の金鳥居や茶屋の模型が復元され、主に「御師(おし)」(富士山信仰を広める役割をした人々)の資料を中心に、当時の信仰登山の様子を今に伝えている。 「郡内織物」の中では、厳しい自然環境の中で農業を補う生産手段として発達した「織物産業」の歴史が紹介され、絶えず改良されていった織機や染色方法が展示されている。 「歴史」のコーナーでは、地質時代の富士山の様子や原始から近・現代に至るまでの富士吉田の歩み全般を紹介、とくに縄文後期の「竪穴住居」(復元模型)が目をひく。 「民俗」の中で興味深いのが「水掛け麦」とよばれた農耕方法。傾斜を利用して桂川の水を畑に掛け流して、麦を栽培する方法は、農業技術が発達して高地でも稲作ができるようになるまで盛んに行われていた。 館内には企画展示室が併設されていて、富士山や市内の歴史について、年数回の企画展を開催している。 さらに同館敷地内には、付属施設として、「御師住宅」(国指定重要文化財と同一建物)など三棟の民家が復元され、当時の人々の生活の様子を紹介する野外展示物として重要な役割を担っている。 |
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