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絵本の樹美術館
山梨県北杜市大泉町西井出字石堂8240-4579
TEL.0551(38)0918
入場料
大人700円(650)
3歳〜中学生400円(350)
( )内は10以上の団体
開館時間
午前10時〜午後5時
休館日
火・水・木曜日と展示替えの日、11月末から3月下旬
(8月と祝日は無休)
交通機関
JR小海線甲斐大泉駅から徒歩7分/ 中央自動車道長坂ICから20分
駐車場
7台



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  「子供を取り巻く環境は年々悪くなる一方」という田中裕子館長は、20年以上も国際児童図書評議会の会員を務め、また、出版社「グランまま社」の社長でもある。東京を拠点としているが、登山を趣味とし、山梨の山々にもなじみが深い。田中さんは、自然にふれることさえ少なくなった子供たちの将来を嘆き、「豊かな自然の中で質の高い絵本に出会ってほしい」と、平成7年、絵本の樹美術館を設立した。
 絵本の原画を展示。春、夏、秋、と年3回、企画展を開く。これまでに長新太、安野光雅らの絵本原画展や「まど・みちおの世界展」などを開催。「より感動できるように」と、原画は絵本のページ順に全てを並べている。
 展示は1階と2階に分け、作風の異なる2作家を同時に取り上げる。広い1階展示室には大きめの作品、2階展示室には近づいて見て楽しめる作品を並べている。日本人作家を取り上げる理由は「日本の子供の心を動かすには日本人の感覚が最適」だから。
 2階には図書室があり、晴れた日には富士山が正面に見える。1300冊の絵本は「外国の絵本」「洋書」「日本の絵本」「自然関係の本」の4つのコーナーに分けられ、休日ともなれば、子供たちが無心に読みふける光景が見られる。
 また、 絵本ショップの一角に、アラスカやシベリアの自然を撮り続け、取材中に死去した写真家・星野道夫氏のコーナーもある。星野氏が最後に講演した会場が同館だったため、特設した。
 館長は「自然の中で、大人も子供だったころを思い出し、家族で感動を共有してほしい。子供にとって、親が生き生きしていることがなにより大切」と語っている。

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