外観

 一宮町立 青楓美術館 

 日本一の桃の里として知られる一宮町。 4月中旬には町全体がピンク一色に彩られ、 全国各地から観光客が訪れる。 青楓美術館は、 桃や、 ぶどう畑の中、 一見教会風のたたずまいを見せて静かに見学者を待っている。
 同美術館は、 画家・津田青楓(つだせいふう)と親交のあった一宮町上矢作出身の歴史家・故小池唯則氏が、 私財を投じて昭和49年10月に開館。 同59年9月、 小池氏の娘・小池節子氏から一宮町が寄贈を受け、 以来町立美術館として公開されている。
 津田青楓は、 明治13年京都生まれ。 17歳で日本画家をこころざし、 その後、 農商務省の実業練習生としてパリに留学。 帰国すると官製の文展に対抗して、 二科会創立委員として活躍した。 夏目漱石に絵の手ほどきをしたことでも知られる。 プロレタリア美術に深い関心を寄せた時期もあったが、 昭和に入り日本画にもどり書と絵に没頭、 昭和53年8月、 98歳の生涯を閉じた。
 展示室は1階と2階に分かれ、 和風の1階展示室には主に書、 彫刻、 工芸品、 書簡、 画具が、 2階に通ずる階段室には代表作である 「疾風怒濤」 が来館者を威圧感をもって迎える。
 このほか 「家族海水浴図」 「少女」 「富嶽第三号図」 などの洋画、 書、 デッサン、 ポスターなど約100点が収蔵されており、 年に2回、 約30点単位で入れ替えが行われるが 「疾風怒濤」 は年間を通じて展示されている。
 来館者は4月の桃の花の時期が多く、 年間来館者数約500人のうちの3分の2がこの時期だという。

入館料 一般300円(200円)
大・高200円(150円)
小中学生100円(80円)
()は20人以上の団体割引
開館時間 午前9時30分〜午後5時
(入館は4時30分まで)
休館日 月曜日、年末年始、祝日の翌日
駐車場 20台
交通機関 JR中央本線甲府駅から勝沼行きバスで
「北小学校前」下車、徒歩7分/
中央自動車道勝沼ICから車で15分
住所
電話番号
山梨県東八代郡一宮町北野呂3-3
0553(47)2122

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