
小笠原 霊場巡りですが、 放光寺には 「甲州霊場巡礼の会」というのがあって毎月一回、 霊場巡りをされているそうですね。
清雲 この会は昭和57 (1982) 年に発足しました。 現在は300人ほどの会員がいて、 毎月バスで巡っています。
阿部 会員の皆さんに霊場巡りの話を聞いてきました。 幹事に引率されて、 およそ50人ほどが白装束に身をつつんで巡拝していました。
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| 第20番 栖雲寺 |
清雲 お寺巡りは1日に8ヵ寺ほど巡っていまして、 だいたい14回で百八を回ることになります。
小笠原 それにしましても、 皆さん白装束でいいものですね。
清雲 皆さん抵抗なくこの服装でお参りをされて、 お経を読んだり、 1日、 別な世界にいったような気持ちで巡拝しています。 お寺では法話を聞いたり、 御朱印を書いてもらったりします。
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| 清雲俊元さん (放光寺住職、県教育委員長) | 第18番 大善寺 |
阿部 参加している皆さんは心の平静などを得たいというようなことで回っていらっしゃる方が多いように思いました。
小笠原 いまでも、 皆さんはこの月1回の霊場巡りを楽しみにしているのではないでしょうか。
清雲 その通りです。 その月の霊場巡りが終わると、 次の霊場巡りが早く来ないかと待っているようです。 108ヵ寺を何度も回っている人も多くいます。
阿部 霊場巡りは、 どんな心構えでのぞめばよいのですか。
清雲 別に、 そんな難しいことを考えず、 たとえば、 マナーとしてはまず本尊様にお参りして、 それから休むというようなことを励行しています。
阿部 気楽にというか、 楽しみながらということですね。
清雲 気楽に、 そして無心になってお参りする、 ということが大事なことではないでしょうか。
小笠原 柳本さんは大勢の人に仏像を見ていただきたいと思われるのではないでしょうか。
柳本 仏像は1回だけ見てもだめなんです。 歴史の重みとか、 神秘的な表情や、 そういう雰囲気とかで、 1回目ではよく見られません。 何回も見ているうちにいろいろなことがわかってきて、 最後には仏師の癖とか、 生活感まで見えてくるのです。 だから、 とにかく気楽に、 そして何回も見ることが重要です。
小笠原 歴史もあり、 奥深いものなんでしょうね。
清雲 特に甲州の霊場は歴史もありますし、 たくさんのいいものが残っていますから、 いい霊場だと思います。
阿部 1月10日から始まったUTYの 「ふるさと浪漫 甲斐百八霊場巡り」 の構成、 脚本は三神さんにご担当いただいたのですが、 どんなところを見てほしいですか。
三神 まず、 ぜひ一度霊場巡りをしていただきたいです。 霊場巡りというのは、 知識や論理を超えた体験の旅だと思います。 一期一会というのは仏様のお言葉ですけれど、 きっといい体験、 出会いが期待できると思います。
小笠原 清雲さん、 大勢の方に行っていただきたいと思いますね。
清雲 巡礼というのは、 歩いてお参りしないとそのよさはわかってもらえないんです。 同行二人、 仏様と一緒というのはやはり何回も何回も行った方でないとその気持ちはわかってもらえないですし、 ぜひ皆さんに体験していただきたいと思います。
小笠原 とにかく身近かなお寺から気軽にということで…。
清雲 そうですね、 何番からでも始めて、 最後に百八番のお寺を回ると、 こんな風にやっていただきたいと思います。
小笠原 今日はどうもありがとうございました。
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| 第108番 久遠寺 山門 |