


| 南巨摩郡身延町八日市場539 tel0556(42)2815 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||
| 霊場巡拝は再び富士川沿いに戻る。大聖寺へは国道300号線に出て、富山橋で富士川を渡ったなら上沢交差点で右折、国道52号線を北進、3〜4kmほど行くと八日市場に出る。ここを少し山側へ入った木立ちの中にある。 この寺は長治2年(1105)に、新羅三郎義光(八幡太郎義家の弟)によって開かれたという。その後、義光の曾孫に当たる加賀美遠光が京都で宮中守護の任務につき、"鳴弦の術"で魔物を退散させた功で、時の高倉天皇から清涼殿に安置されていた不動明王と「三守皇山長光王院大聖明王寺」の勅額を賜わった。遠光はこれをこの寺に収め、以後は三守皇山長光院大聖不動明王寺と称し、不動明王はいまも寺の本尊として祀られている。 | ||||||
![]() 左から武田信玄像、新羅三郎義光像、加賀美遠光像 | ||||||
|
江戸時代から昭和にかけてこの不動明王は4度、江戸(東京)で開帳されているが、その出開帳の歴史は成田不動より古く、回数も成田不動に次いで多いという。元禄9年(1696)の王子・金輪寺での出開帳で、五代将軍綱吉の生母、桂昌院が黄金百両と幡(ばん・旗さしもの)などを寄進している。幡は今も保管されている。 地名の八日市場でもわかるように、昔はこの地で市が立っていた。今でもその名残りとして4月29日(本来は3月28日)の"みどりの日"には祭りが行われ、地区主催の「八日市」も開かれて境内は終日大勢の参詣者でにぎわう。なかでも本堂前で行われる柴灯護摩(さいとうごま)は修験道の秘法で、火の鎮まりを待って幼児が山伏に抱かれて火を渡る行事である。 信玄や穴山氏などの帰依と保護を受けたこの寺には、ゆかりのものが多数所蔵されている。そのひとつの木彫信玄像は、甲府駅前の広場の西側にある大きな信玄像によく似ており、モデルともいわている。 |
||||||
![]() 毎年4月29日に行われる柴燈護摩 |