甲府市東光寺町2153 tel055(233)9396
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 釈迦如来
JR身延線金手駅から徒歩10分
拝観料 志納
駐車場10台 W.C.あり
 JR身延線・金手駅からいったん旧甲州街道に出て、城東一丁目の信号を左折、誓願寺踏切りで身延線を渡る。さらに進んでクランクを抜け、しばらく行くと左手に大きな石の門柱がある。能成寺の入口だ。金手駅から徒歩で約10分くらいだろうか。
 門を入ると右手には、ここにかつて大池があったことをしのばせる「宿竜の碑」、左手には天保11年に建てられた 「名月や池をめぐりて夜もすがら」 と刻んだ芭蕉の句碑がある。このあたりから緩やかな勾配になり、右に曲がったところで左手に城壁を思わせるような石垣が現れる。本堂はこの石垣の上にある。
 坂を上り切った一番手前が平成9年に完成した庫裏、隣に平成3年完成の書院、そして昭和61年に再建された本堂と並ぶ。背後には愛宕山の斜面を利用したブドウ畑が広がり、秋には一段と風情を添える。


ボタンの大輪の花が咲く庭園
 庫裏の裏手、小高いところに畳一帖ほどの石碑が建っている。「定林山能成寺の碑」だ。また、墓域には、開山・開基の供養塔、赤穂浅野家の家老で大石良雄と意見が対立、仇討ちには加わらなかった大野九郎兵衛の墓、甲府勤番医・石丸家の墓、儒学者・吉川新助の墓などがある。
 同寺は江戸末期の火災と昭和20年の戦災で宝物や文書類を焼失してしまったが、現在、天文11年(1542)の「信玄の制札」、天正19年(1591)の「加藤光泰禁制」、八代に寺領があったことを伝える「四奉行判物御寺領覚」の文書がある。
 この寺は、貞和年間に天目山栖雲寺開山の業海本浄によって小石和筋の八代郷に開かれた。後に甲府市西青沼に移され、文禄年間に現在の地に移転した。
 寺では毎年7月24日に施餓鬼(せがき)会を行っているほか、子供クラブなどの泊まり座禅会なども積極的に行っている。


境  内