
| 笛吹市一宮町末木336 tel 0553(47)0915 | ||||||
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| 国道20号線(勝沼バイパス)沿いには観光農園が並び、春はモモの花、秋にはブドウ狩りと観光客で賑わう。慈眼寺もモモ畑の中にある。末木共選所前交差点を南進、小さな案内板を見落とさないように東に折れ、突き当たりを北に回り込む。左手に杜もり(もり)が現れ、小さな橋を渡ると鐘楼門が立っている。 鐘楼門は、小さめで簡素ではあるが繊細で美しい。扉の上には蟇股(かえるまた)という装飾があるが、その中の彫刻がすばらしい。ボタン、キク、ハス、ビワが彫られ、彩色されている。 門の奥に本堂、その右手に庫裏が続く。庫裏と本堂の一部は平成9年に大修理を行った。茅葺きの庫裏の大屋根は、堂々として落ち着きのあるたたずまいが再現され、庫裏の前にはつるべ式の井戸も復元されている。鐘楼門、本堂、庫裏とも江戸初期(1650年ころ)の建築物で、いずれも入母屋造りで当時の特色をよくそなえている国指定の重要文化財。同時期の建物が揃っていることにも価値がある。鐘楼門と本堂は茅から鉄板葺きに変えられている。 | ||||||
![]() 茅葺きの庫裏 | ||||||
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慈眼寺は今から550年ほど前、文明年間(1469〜86)に宥日(ゆうにち)によって中興された。それ以前の由緒は明確になっていない。武田氏の祈願所として発展し、七堂伽藍があったが、天正10年(1582)、織田信長勢に焼かれてしまう。現存の建物は宥真によって再建されたものだ。 本堂の左手、蔵の前に光明真言の碑がある。碑というよりも光背をつけた石仏といった形で、ほかにあまり例の見ない彫刻だ。像の頭上の円盤の中央に胎蔵大日の真言、その外側に光明真言がそれぞれ梵字で刻まれている。真言とはすべての仏への祈りの言葉。読誦(どくじゅ)すればさまざまな罪を消し無限の徳を得ると信じられている。光明真言は大日如来の真言である。庭には四季折々の花が植えられ、東屋で休む人も多く見られる。 | ||||||
![]() 蟇股の装飾 |