
| 富士吉田市下吉田869 tel 0555(23)4000 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||
| 第28番の西方寺から国道139号線に戻り、通称本町通りを富士山に向かってしばらく行くと右手に月江寺参道の入口がある。参道沿いには多くの商店が建ち並び門前町を形作っている。昔は富士吉田市の商店街の中心地として栄えたところでもある。 山門の脇に小さな池があり市民の憩いの場所となっている。境内に入ると、正面に本堂、東側の隅に鐘楼が建っている。本堂は最近建立されたもの。月江寺はかつて富士山別当称光院という富士浅間神社の祈願所で天台宗に属していたが、室町時代の初め、廃絶状態になっていたのを塩山向嶽寺の禅僧、絶学祖能(ぜつがくそのう)が入山し、富士道者の浄財を得て祥春庵という庵を開いたのがその起こりと伝えられている。 その後、江戸初期に無住となっていたこの寺を、妙心寺派の禅僧、禅心聖悦が再開山して妙心寺派とした。 | ||||||
![]() 山門前の風景 | ||||||
|
月江寺の寺宝には市の文化財にも指定されている「絶学祖能」「三光国師」「法燈国師」の三画像がある。いずれも絹本著色、室町時代の作で、月江寺が向嶽寺末であったことを示すものである。三光国師は、塩山向嶽寺を開山した抜隊禅師の師に当たる人、法燈国師はさらにその三光国師の師である。 本堂と庫裡の間には夢窓国師の作と伝えられ、「日本名庭園鑑」にも載せられている富士山の溶岩流を取り入れた回遊式の庭園がある。新緑に映える庭園と、そこから見る雪を頂いた富士の姿は息をのむほどに美しい。 | ||||||
![]() 庭 園 |