都留市東桂町1047 tel 0554(43)4459
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
県指定天然記念物・ヤマブキソウ
富士急行線、都留市駅から車で10分/ 「宝鏡寺入口」バス停から徒歩2分
拝観料 志納
駐車場あり W.C.あり 食事・宿泊可(要予約)
 富士急行線の都留市駅から、桂川の清流の音を聞きながら国道139号線を富士山に向かって5kmほど行くと宝鏡寺がある。この寺は、貞和2年(1346)、鎌倉幕府執権北条重時の九男で名僧の誉れ高い鶏岳永金によって開山された。甲州曹洞宗法王派の中心として、また甲州曹洞宗隋会七ヶ寺の一つして隆盛を誇った寺である。
 境内に入るとあちらこちらに石造りの羅漢像がある。笑っている顔、悲しみを表した顔、そして怒っている顔など様々で、庶民の生活そのものを映しているようにも見える。本堂の裏山には羅漢堂があり、こちらには、今から60年前に旧山門を取り壊した際、門柱を材料にして彫った十六羅漢をはじめとする木彫の135体の羅漢像が安置されている。宝鏡寺の羅漢像は、昭和59年、当時の住職が人々の安寧を願い「五百羅漢建立」を発願し、それ以降、地域の人たちの協力などを得て毎年数体ずつ建立している。


羅漢像
 境内に入ると、正面に本堂、位牌堂、などが建ち並んでいるが、本堂の右手にある庫裏は300年前に建てられたもので、間口7間、奥行15間と壮大なものである。参拝に訪れた人々はこの庫裡の廊下から108段の階段を上り羅漢堂にお参りする。
 また、裏山一体には、県の天然記念物に指定されている「ヤマブキソウ」をはじめ「エンレイソウ」「イチリンソウ」などの山野草が1万坪にわたって群生している。4月下旬から5月初旬になるとヤマブキソウが一斉に開花し訪れる人の目を楽しませる。これほどの大群落は県内では珍しい。
 この寺には参拝客のための宿泊や食事の施設もある。


羅漢堂