大月市七保町葛野1695 tel 0554(22)1913
宗派 臨済宗建長寺派
本尊 釈迦如来
JR中央線猿橋駅から車で15分/大月I.C.から車で13分/「福泉寺前」バス停から徒歩2分
拝観料 志納
駐車場あり
桂川の支流、葛野(かずの)川に沿った道を上流に向かい、御岳神社を過ぎると葛野の集落である。その中ほどに「衆善奉行」の巨大な石碑が建っている。福泉寺の参道の入口である。
この石碑は、天保11年(1840)、時の住職・英林和尚が念仏講中を動員して建立したもので、仏教の教えの「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」(いろいろの悪いことはするな、いろいろに善いことに努めよ、自らその心を浄めよ、これが仏教の教えなり)の第2句をとったものである。
福泉寺は、鎌倉建長寺を開山し鎌倉禅を山梨に流布した蘭渓道隆の流れをくむ鎌倉明月院の密室守厳の弟子の本願義州が文安2年(1446)に開いた寺と伝えられている。


花鳥図が残されている杉戸
天明8年(1788)に諸堂を焼失した。現在の堂宇は文化年代の初頭より再興の勧進が始められ、文政4年(1821)完成したもので、本堂の中の杉戸には極彩色の花鳥や群鶴、墨絵の雲龍などが描かれ、良く保存されている。現在は本堂、庫裏、鐘楼、観音堂などがある。
本尊は釈迦如来で、座底に天文14年(1545)8月の銘がある。
観音堂(円通閣)は郡内三十三観音の第21番札所、如意輪観音がまつられている。この寺の裏山には、ムササビが棲息していて、夕方になると境内の木々をわたるムササビの愛らしい姿が見られるということである。


墨絵の雲竜が描かれた杉戸