甲州市大和町田野389 tel 0553(48)2225
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
県指定文化財・山門、 十六羅漢像
JR中央線甲斐大和駅から徒歩37分/車で5分
拝観料 志納
駐車場あり W.C. あり 近くに売店あり
 景徳院がある甲州市大和町は、甲州街道を笹子峠へ行く険阻な山合いの地で、江戸時代は街道の要所として関所が設けられ、峠のふもとには宿場が開かれて繁昌していた。大善寺からは国道20号線を東京方面へ。JR甲斐大和駅を過ぎると案内板があるので左折、日川沿いに2kmほど行く。
 景徳院は、甲斐の国主として500年あまりも栄えた武田一族が滅亡した所として有名だ。武田勝頼、勝頼夫人、嫡男信勝の3人が天正10年(1582)にこの場所で自刃した。勝頼37歳、夫人19歳、嫡子信勝16歳だった。後に家康がこの地に一寺を建立し、僧・拈橋(ねんきょう)を開山として武田の家臣も含めその菩提を弔った。これが景徳院である。


十六羅漢像
 森に覆われた石段を登ると正面が山門で、その右手に3人が自刃した場所という「生害石」が3つ置かれ、側に甲将殿がある。3体の像と家臣団の位牌、当時の遺品などが保存されていて、その裏に3人の墓がある。墓は中央が勝頼、右に夫人、左が信勝。ほかに将兵、侍女などが葬られている。また右手の細道を少し下ると没頭地蔵(首なし地蔵)があり、すぐ脇に首洗い池がある。
 寺は弘化2年(1845)と明治27年(1894)に火災に遭ったが楼門だけは残り、当時の16体の羅漢像が楼上にいまも安置されている。これは寺の了解が得られれば門の外側にある狭い階段を登って拝観できる。


楼   門