
| 甲州市塩山藤木2438 tel 0553(32)3340 | ||||||||||||
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| 吉祥寺から国道140号線(雁坂みち)に出て8kmほど下ると笛吹川と皷川の合流点となる。放光寺は笛吹川の南岸にある。標識がはっきりしているので迷うことはない。 南北に長い放光寺の寺域へは、南端の山門から入る。そこからウメを植えこんだ長い参道だ。さらに進んで車道をまたぐと石段の上に仁王門がある。中の仁王像は鎌倉時代、成朝作の重要文化財。手入れの行き届いた庭には四季の花木が植えこまれていて、近年、"花の寺"と呼ばれている。 庭の中心に北村西望(長崎平和像の作者)の鶏冠観音があるが、これは中世の頃、黒川山(鶏冠山)で金の採掘が行われた往時の人々の供養に寄進されたもの。 築地塀を巡らせた唐門を入ると広い内庭の正面に本堂、右手に庫裏、左に宝物殿がある。中には、平安時代の作で木彫寄木造りの本尊・大日如来像ほか、不動明王像、愛染明王座像など重要文化財が収められている。これらの仏像は甲斐源氏の安田義定(1134〜1194)が京都から移したもので、とくに天弓愛染明王は、日本最古の愛染明王像で、恋愛成就のご利益があるという。ほかに武田信玄が寄進したという大般若経589巻、安田義定が奉納した貞治5年(1366)改鋳の梵鐘などを蔵している。 | ||||||||||||
![]() 山門(黒門) | ||||||||||||
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放光寺の前身は丹波渓谷の奥(多摩川の水源地域)の一之瀬高橋にあった法光山高橋寺で、安田義定が元暦元年(1184)に賀賢上人を開山として今の場所に移し、安田一門の菩提寺とした。古くから真言密教の道場であり、甲斐真言七談林の一つとして隆盛をきわめた。だが、天正10年(1582)に織田勢の兵火にかかって堂塔伽藍を焼失。その後、慶長年間(1599〜1614)にかけて堂宇は再建され、寛文年間(1661〜2)に江戸幕府の作事奉行だった保田宗雪が中興開基として本堂を再建、今に至っている。 ここには四季折々の山菜などを食材として作る季節の精進料理があり、これが寺を訪れる人たちにたいへん好評。また20年前から「甲州巡礼の集い」が寺で主催されていて、年ごとに参加者が増えている。現在は県内外で350人を超える人たちが参加し、月1回バスに分乗して甲斐百八霊場を巡っている。寺内に事務局がある。 | ||||||||||||
![]() 天弓愛染明王像 | ||||||||||||