甲府市横根町1110 tel 055(233)2819
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
JR中央線甲府駅から車で15分/JR中央線酒折駅から徒歩25分
拝観料 志納
駐車場あり
 光福寺は善光寺から東へ2.5kmほど行ったところにある。この辺りは大菩薩峠を越えてきた旧青梅街道(国道411号線)と雁坂峠越えの秩父往還(国道140号線)が合流するところで、昔からの交通の要衝でもある。石和方面からは140号線を山梨英和短大の新しい校舎前から入る。この細い一本道は光福寺観音堂前に真っ直ぐ通じていて、地元では「観音みち」と呼んでいる。突き当たりの観音堂の正面は苔むした高い石段で、その下に「国札所二十一番、二十二番観音堂参道、横根村光福寺」の石標(しるべ)がある。
 寺記によると、かつては甲斐源氏の祖である新羅三郎義光(しんらさぶろうよしみつ)が、「後三年の役」のとき奥州で戦死した人々を弔うために、嘉保2年(1095)に空源法印(くうげんほういん)を開山として寂静院という真言宗の寺院で横根寺とも言った。その後、山崩れで寺は失われたが、時代が下がって天文16年(1547)に武田信玄が、先祖の義光が建立した由緒ある寺として再建し、その時に光福寺と寺号を改めて浄土宗となった。


下 の 堂
 光福寺はたびたび山崩れや火災などに遭い、現在の本堂は昭和40年に、二つの観音堂は平成9年に建てられた。下の観音堂(国札所二十二番)の本尊は火災のときに失われ、いまは新しい聖観音が祀られている。
 さらに石段を上り、山道を5〜60m行ったところに上の観音堂(同二十一番・写真上)がある。このお堂は垂直にせり出した岩壁を横にくり抜き、そこに小ぶりの観音堂を半分埋め込むように建てた変わったものだ。十一面観音と脇侍の毘沙門天・不動明王はいまは秘仏となっている。
 毎年3月18日に観音祭り、4月の初旬(不定期)に役行者を祈願した「雹(ひょう)祭り」が農事の無事を祈って行われる。


石  仏